勤務時間の見える化やアラームで残業時間を適正化する

 アマノは勤怠管理システムをフルラインで揃えているが、中でも豊富な実績を持つのが汎用パッケージソフト「TimePro-XG」である。

「TimePro-XGは従業員規模で数十名から5,000名まで、幅広い規模のお客様のご要望にお応えすることができます。また、タイムレコーダーとパソコン各1台で利用されているケースもあれば、ネットワークを使い全国の拠点を一元管理されているケースもあります。」と元村氏。

 TimePro-XGはスタンドアロンでも、LANやWANの環境でも導入することができる。また従業員全員がデータの参照・届出を行うWebシステムの構築も可能だ。それぞれの企業のITインフラに応じた導入が可能なシステムとなっている。

 多彩な機能もTimePro-XGの大きな特徴。シフトの予定や勤務実績などを表やグラフで分かりやすく見える化し、業務の効率化や人員の最適配置をサポートする。データ分析のためExcelとの連携も容易だ。

スケジュール登録画面

 「例えば、店舗などで時間帯ごとに仕事量が異なる職場ではシフト勤務や変形労働を採用する必要があります。TimePro-XGではバーチャートで予定と実績を表示し、必要人員を確認しながらスケジュールを登録することが可能です。また実際に働いた時間数についても、週次や月次で分かりやすく見える化します。たとえば、TimePro-XGで時間帯ごとの人件費をExcelに出力し、POSシステムなどから求めた売上データと比較することで、時間帯ごとの人時生産性を確認することができます。こうして課題を発見し、改善を繰り返すことが業務効率の向上につながります」(元村氏)

アラーム表示

  従業員ごとの勤務時間の把握は、残業時間を適正化する上でも重要だ。そこで、TimePro-XGにはあらかじめ設定した残業時間を超えた場合、自動的にアラームを表示する機能を備えており、例えば36協定時間に達する前にアラーム表示をさせることができる。また、管理職に対しては部下の残業時間でアラームが通知されるよう設定することもできる。