人口減少や働き手不足による産業の衰退など、地域が抱える課題は深刻だ。一方、サステナビリティ経営の一環として、企業の地域や社会への貢献に対する意欲は高まっている。そこで注目されているのが、地方自治体と民間企業との連携による地域活性化だ。しかし、そもそも地域も企業も、互いのニーズが合致する相手を見つけることが難しい上、連携が実現しても長続きしないことも多い。この課題を解決するJTBの取り組みを紹介する。
青森県弘前市のりんご畑――。楽しそうに収穫に励む人たちがいる。りんご狩りの観光客ではない。JTBが企画した地域と企業の共創による地域活性化プロジェクトの目玉として実施された「援農ボランティアツアー」の参加者だ。
りんご産業における人手不足に悩む弘前市、同市に工場を持つニッカウヰスキー、同社のグループ会社であるアサヒビールの3者の想いやニーズをつなぎ合わせ、持続可能な地域貢献活動としてJTBがプロデュースしたのである。2023年に実施されたこのツアーには全国から282人が参加、3者それぞれに大きな成果をもたらし、今後も継続していく方向で一致している。
本資料では、プロジェクト発足の経緯や具体的な施策ともたらされた成果、企業が持続可能な地域貢献活動を行うためのポイント、地域と企業の絆を深めエンゲージメント強化を支援するJTBの事業について詳しく紹介する。地域に貢献したいが何から始めたらいいのか分からないという企業の担当者に、ぜひ読んでいただきたい資料となっている。
企業による持続可能な地域貢献
<主な内容>
・深刻化するりんご農家の人手不足に待ったをかける
・JTBが3者の思い、ニーズを相互につなげて援農プロジェクトをプロデュース
・援農ボランティアツアーがもたらした継続的な恩恵
・企業と地域・社会の絆を深めるための支援事業を全国に展開 ほか