TwitterやFacebookに代表されるソーシャル・メディアは、私たちの生活に瞬く間に浸透し、いまやビジネスの現場でも、モバイル端末、ソーシャル・メディアを活用する「ソーシャル・ビジネス」が、顧客やパートナー、同僚や部下たちのワークスタイルを一変させている。
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©stokkete - Fotolia.com
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最大の変化は、業務に最適な情報(信頼できる情報)を多面的かつスピーディに授受できるようになったことだ。たとえば、社内外で会議を掛け持ちする中間管理職にとって、スケジュール調整や資料の準備・フォロー(共有・管理)などで効率的な運営は欠かせない。また、ジャストミートの情報を常にアップデートして、顧客との取引、部下の管理、上層部への報告を円滑に進めることが求められる。こうした一連の業務の中核を占めるのは、情報収集と報告・連絡・相談であるが、従来はメールや電話を使った個々の努力、また経験やスキルによって、パフォーマンスに大きく差が出ていた。
ところが、ビジネス向けに最適化されたソーシャルウェアを使えば、組織・階層を超えてあらゆる人がフラットにつながる「ネットワーク型」のコミュニケーション環境が実現するため、上司や部下、同僚やパートナーはもちろん、会ったことのない専門知識を持つ人や地方の人たちから、生の「一次情報」が続々と入ってくる。しかも、発信と同時に、ネットワーク上でみながこれを共有できる。
このように、ソーシャル・ビジネスを活用することで、経験・スキルに関係なく、中間管理職の業務負荷は劇的に軽減されるのである。