グループの総力を結集して安全・安心を提供する
実際にフューチャーセキュアウェイブの支援を受けた企業は、セキュリティライフサイクルを実践することで、どのような成果を上げているのか。青嶋氏が紹介するのは、数年前にセキュリティインシデントで重大な被害を受けた企業の例だ。

執行役員CTO
青嶋信仁氏
「インシデントをきっかけに支援を開始したある企業では、グループ全体のセキュリティ体制を全面的に刷新することにしました。当社は、グループ各社における現状や問題点を綿密に調査し、それを基にセキュリティに関するポリシーなどの規定文書を作成。さらに、再発防止のためのシステムおよびセキュリティの運用設計、その企業の環境に合ったセキュリティ対策製品の導入支援などを行っています。その後、現時点までセキュリティインシデントは発生しておらず、グループとしての業績も順調に伸びています」(青嶋氏)
この企業の対策が効果を発揮した理由として、青嶋氏は、経営層の変革に対する覚悟が大きかったことを挙げる。稲垣氏は、「企業は、現場層、管理層、経営層の3層に分けられますが、セキュリティ対策においては、経営層がどれだけ強い危機感を持って全体構想を描けるかが重要です。それこそが、セキュリティライフサイクルをしっかり回していくための肝です」と語る。
フューチャーセキュアウェイブは、フューチャーの子会社でサイバーセキュリティ対策支援を専門とするディアイティと、その子会社であるサイバー・ソリューションが合併し、2025年1月に誕生した。ディアイティは、創業以来約40年にわたって数多くの日本企業のインシデントレスポンス、インシデントハンドリングに携わってきた実績があり、ホワイトハッカーと呼ばれる著名なエンジニアを数多く擁している点も大きな強みだ。
「社名の『フューチャー』は、グループミッションである『お客様の未来価値を最大化すること』を表現し、『ウェイブ』は、『新しい波を自分たちで作り上げていきたい』という私たちの思いを言葉にしたものです。お客様の未来のために、当社だからこそ提供できる価値で貢献していきたい」と稲垣氏は抱負を語る。
フューチャーグループは、金融、流通、物流の大規模システムなど、重要な「社会インフラ」の一部ともいえるシステムの構築で定評がある。「セキュリティを取り巻く環境が目まぐるしく変化する中で大事なのは、システムとセキュリティを融合させて一体でデザインしていくことです」と齋藤氏は力を込める。
金丸氏も続ける。「セキュリティは今や経営戦略の根幹にあり、経営者が責任を負うべき経営リスクの一つです。フューチャーグループでは、われわれの強みである大規模なシステム構築において、これまでも企画段階からデザインにセキュリティを織り込んできました。今後はフューチャーセキュアウェイブの専門性の高いスペシャリストが各プロジェクトに加わり、グループの知見を集結させることで、お客様に安全・安心なセキュリティ環境を提供し、本業に集中できるようにサポートします」。
経営視点に立って、ビジネスとセキュリティを両立させたかじ取りが求められる現代、フューチャーセキュアウェイブを含むフューチャーグループの支援は心強い味方となるに違いない。
フューチャーセキュアウェイブ株式会社
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