高石あかり&トミー・バストウ激変!髪の毛も、首筋のたるみも…特殊メイクで“50代の老け顔”に〈ばけばけ第116回〉

勘右衛門、亡くなっていた

 トキがヘブンと半分こしないところに、自分本意さが透けて見える。熊本で呪われていると言われていた人の呪いの身代わりになった利他的な人かと思いきや、そうでもなかった。もっとも人形を半分こはグロいだろう。

 朝食の前にお祈り。

「おじじさま」にゆで卵を備える。

「おじじさま」とは司之介(岡部たかし)が亡くなったのかと思ったら、ひょっこりあとから顔を出す。亡くなったのは、勘右衛門(小日向文世)だった。

 遺影は武士らしいかっこいい写真(以前、ヘブンが持っていた武士の写真を参考にして撮ったらしい)。でも侍というよりなんだか岡っ引きみたいにも見えるのは筆者の目がヘンなのか。すみません小日向さん。

 食卓では砂糖と塩を間違えるコントが繰り広げられる。

 ヘブンが塩を珈琲(コーヒー)に入れ、トキも塩を入れる。

 あ〜! は美味しいときの感嘆じゃないのか!

 しょっぱい

 あ〜に濁点がついたような声からの、主題歌がはじまった。

 ちょっとひねりのあるほのぼのホームドラマ感。子どももふたり、勘太と勲(いさお)がいて。これからが「サザエさん」のようなホームドラマになる準備ができたように見えるが、もうあと2週しかない。

 タイトルバックを改めて見ると、ヘブンの老け具合がよくわかる。タイトルバックのヘブンは若い! 髪の毛がつやつやしている。いまのヘブンは首筋のたるみなどがリアル。特殊メイクアーティスト江川悦子のお仕事である。よく見ると、トキも特殊メイクで肌に皺が寄るようになっているそうだ。

 主題歌明け、ヘブンは子どもに英語を教えている。

 部屋にはストーブがあって、もうお寒い、地獄ではないことがわかる。

 ふたりの息子は優秀で、トキは相変わらず、英語がうまく話せない。傍らで子どもたちが笑っている。

 子どもたちは世界にはばたくだろうかと考える。

「パパは世界中、はばたきまくったけん」

 そうか。ほんとうにそうか。まだはばたけるときに、日本に定住することになったのではなかったか。

 一見、楽しそうな我が家。庭から家族が集う部屋を映す。なぜか庭に蛇や蛙はいない。

 出かけていくヘブン。新しい車夫・村井(水野智則)が待機している。車夫は変わったが、クマ(夏目透羽)はいる。東京まで連れてきてもらえて良かった良かった。

「世界一ママさん」

「世界一パパさん」とスイートなやりとりを交わしてヘブンは出勤。

 東京は煙い。途中で降りるヘブン。足腰大事だから歩くと言う。

「53歳命少ない」となんだか達観したようなヘブンに、車夫は自分の年齢を聞かれ、「いくつだと思います?」と聞くが自分で聞いておいて無視するヘブン。

 村井は気にせず去っていくヘブンの背中に「50歳」と言葉を投げる。50代で車を引く仕事は大変そうだ。