個別のニーズに即応する
コミュニケーション力強化に高い評価
「実は、当プログラムはドイツと日本での市場調査から、開発をスタートしました」と、ラム氏は明かす。
「その中で、日本人が英語によるコミュニケーションに苦手意識を持ちがちなのは、文化的な背景によることが大きいと気付きました」
例えば、他の人が発言している途中で「この点について、もう少し説明してほしい」と感じたとしても、なかなか言い出せないのが日本人の特徴だ。また、シーンによって用いるべき表現を選ぶことも得意ではない。
「発言者とは意見が異なることを伝えたいとき、相手が正式なカウンターパートであれば、‘Excuse me. I have a point to make another decision ~’などと言いますし、もっとざっくばらんな関係であれば、‘I disagree ~’と直截に伝えることになります。
また、相手の意見を聞いてから自分の発言に移る時には、相手の発言を反復してから自分の意見を述べると、より説得力が増します」
グローバルイングリッシュ・エグゼクティブ・コーチなら、こうしたシチュエーションや立場による英語表現の違いを、実践的に教えてくれるのだ。
独学用のオンライン・コンテンツも充実している。
「Cultural navigation content」は多様な国の文化や風習、タブーなどをわかりやすくまとめたメニューだ。
「明日、スイス人と会議といったときに、ネクタイを締めていった方がいいのか、避けるべき表現はあるのか、といったことをすぐに調べることができます」
また、音声認識システムを用いて、発音をチェックするコンテンツもある。
「修正すべきポイントを具体的に指摘するシステムで、的を絞ったトレーニングが可能です」
ライブ・セッションで明らかになった課題をオンライン・コンテンツで補強したり、逆にオンライン・コンテンツで学んだ成果をライブ・セッションで確認するなど、プログラムを組み合わせることで、英語の習得が効率的に進む。
個別のニーズに即座に対応することも当プログラムの特色だと、ラム氏は実例を紹介してくれた。
翌日に米国社員向けのスピーチを控えているという日本人エグゼクティブからの相談が発端だった。上司も見守る場で、プレゼンテーションを成功させたいというのだ。そこで、プレゼンテーションの予行演習を、ライブ・セッションを利用して行い、表現の修正や話し方のアドバイスなどを行った。
「後日、長文の電子メールが届き、スピーチが成功して深い感銘を与えることができたとのことで、私たちも喜びを分かち合いました」と、ラム氏はふり返る。

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すでに年間4万回のセッションを実施
素早く成果を得られる唯一のプログラム
当プログラムは、世界最大級の教育・研修プログラムプロバイダーであるピアソン社のグループ会社、グローバルイングリッシュ・コーポレーションが提供する。スペイン、フランス、ドイツなどヨーロッパ諸国や米国系多国籍企業などで先行して展開し、世界の多くのエグゼクティブが参加。ライブ・セッションは年間約4万回も行われている。個々人のスキルに合わせ、時間もフレキシブルなオーダーメイド仕様のプログラムは、忙しいエグゼクティブにこそふさわしい。
「折しも安倍首相は、グローバル競争力のカギは英語力にある旨を述べていました。当プログラムは、多忙なエグゼクティブが素早く成果を得られる唯一のプログラムと自負しています。どうぞ、楽しく効率的に、英語によるコミュニケーション・スキルを高めてください」