将来に備えつつ
企業などを応援

布川隼汰さん
「僕もぜひNISAを活用したいです」
2007年「3年B組金八先生8」(TBSテレビ)に出演し、芸能界にデビュー。現在は、タレント・俳優としてテレビや舞台で活躍。

和泉 日本では少子高齢化が進んでいることもあり、将来受け取る年金について心配している若い人が少なくありません。具体的にどれほど減るかは分かりませんが、いずれにしても年金だけをあてにしていると豊かな老後を迎えられない可能性が高いと言えるでしょう。こうした状況において、投資は年金を補う資金を形成することにもつながります。

布川(敏) 安心して老後を迎えたいですから、しっかり備えたいですね。

和泉 また、株式や債券への投資には、自分のお金を増やすこと以外にも大きな意味があります。例えば、ある企業の株式に投資をするということは、その企業のチャレンジを応援することになるのです。

布川(敏) 自分のお金を育てながら、企業を応援したりできるのかぁ。投資って、世の中の役に立つことでもあるんですね。とても興味が湧いてきました。

投資信託の
3つの魅力とは?

和泉 ふっくんは投資信託という商品についてご存じですか?

布川(敏) 聞いたことはあるんですけど…。ぜひ詳しく教えてください。

和泉 英語では「ファンド」と言いますが、みんなでお金を出し合って、運用をしていく仕組みのこと。運用の成果が出たら、その成果を出資した人に返していくんです。

布川(隼) 投資信託は、自分自身でお金を運用するわけではないんですか?

和泉 「プロが運用・管理してくれる」というのが、投資信託の特長の1つなのです。あらかじめ決めた投資方針に沿って、資産運用の専門家が、国内や海外の株式や債券などの証券に投資してくれます。

布川(隼) 日中は仕事で忙しいし、ロケで携帯電話やパソコンに電波が届かない所へ行くこともあるから、自分で頻繁に売買するのは大変。そういう意味でも、運用を任せられるというのは魅力的ですね。

和泉 隼太さんのように若い人は、お付き合いの幅を広げたり、自分を磨くためにもお金を使いたいですよね。だから、投資に充てられるお金は限られてくると思います。でも投資信託なら1万円程度から始められます。「少額から始められる」というのも投資信託ならではの特長です。

布川(隼) それは意外だなぁ。もっと大きなお金が必要なのかと思っていました。

和泉 また、投資信託は大勢の人からお金を集めているので、世界中の企業や国などの複数の証券に資金を振り分けて投資することができます。これを「分散投資」と言います。仮に一社の株式だけに投資した場合、もしもその会社の株価が不祥事や災害で暴落したら、大きな損をすることになりますよね。しかし分散投資してあれば、致命的な損をする可能性は低くなります。

布川(隼) プロに運用を任せられるし、少額から始められるし、分散投資でリスクも抑えられる。投資信託は僕みたいなビギナーにピッタリの商品ですね。