九州全土をどんどん
グリーンにしていきたい。

CO2実質排出ゼロ・カーボンの断熱材。

 西日本でも様々な企業が積極的にどんぐりポイント制度に参加しています。山口県にある株式会社デコスでは、新聞紙をリサイクルした建築用断熱材「デコスファイバー」にどんぐりポイントを導入しています。大分県日田市上津江町で林業を営む(株)トライ・ウッドの森林整備活動より創出されたクレジットを購入し、カーボン・オフセット。製品の製造から廃棄までのCO2排出量実質ゼロを実現しました。

 
持続可能な森林のサポーターに。

 さらに、親会社の安成工務店の新築の顧客たちによるコミュニティ「やすら木会」が、集められたポイントを自邸に使った構造物と同じ数の苗木に還元。(株)トライ・ウッドを通じて、大分の森林に植林しています。クレジット購入による製品のCO2削減だけでなく、植林により林産地の山へ恩返しをする。そんな持続可能な森林を目指してサポートする地域循環活動をしています。

 
新開発のエコ素材「FOLMICS」を採用。

「見える循環を創造する」をコンセプトに環境配慮型のものづくり・ことづくりに挑戦している合同会社ひびくーは、天然の陶磁器原料と植物由来原料から作られた新素材『FOLMICS(フォルミック)』を採用したエコグッズを企画・製造・販売しています。

 同社は2月に開催された「北九州マラソン2014」の大会オフィシャルエコタンブラーでどんぐりポイント制度に参加。「製品の環境性能を数値で表したいと思っていたところ、CFP、どんぐりポイントにタイミング良く出会いました。商品開発の方針と一致したので、すぐに参加を決め、全国初のポイント付与製品を目指しました(代表社員・松田晋太郎氏)」。

北九州市初のフルマラソンに1万人超が参加。

 タンブラーには北九州に縁のある漫画家・松本零士氏によるオリジナルイラストがデザインされています。「環境配慮はもちろん、デザイン・機能にもこだわって消費者に受け入れられる商品開発を続けます(松田氏)」。集められたポイントは苗木に交換され、マラソンが開催された北九州市内の緑化・美化に使われます。今後は全国を対象に、それぞれの地域・イベントに合わせた取組みで地域貢献していくことを目指しています。