展示会やイベントなど
多様なシーンで活躍

 BCP対策としての導入に加え、展示会やフェア、競技などのイベント会場に持ち込んで、電源の確保や配線などの煩わしい作業もなく、社外でコピーやプリントできることも大きなメリットと言えよう。

 とある小学校の運動会では、本部テントに複合機を持ち込み、その場で印刷したり、屋外イベント資料のコピーに使った。電源ケーブルから解放されることで、さまざまな用途が生まれ、活用の幅が広がっている。

 発売元のリコーでも、リコーラグビー部の試合会場でコピー・印刷に使うなど、BCP対策とは違う観点でも実力を発揮している。

充実の基本機能と
長時間稼動を実現

「RICOH SG 3120B SF」はA4判対応のインクジェット複合機でありながら、自動原稿送り装置・自動両面印刷を標準搭載し、日常業務でフル活用できるスペックを持つ。

 搭載されているリチウムイオンバッテリーで1時間当たり100枚印刷したとして、約7時間の稼動が可能だ。

 また、リチウムイオンバッテリーのみを予備で購入すれば、バッテリーを交換して使うことで、稼働時間をさらに延長できる。そして、これだけの充実したスペックながら、本体の実勢価格は7万円台後半と、入手しやすい価格になっている。

 各企業でBCP対策が叫ばれて久しいが、その対応に手を着けていない会社が意外と多いのも事実だ。

 そうした企業がコピーやファクスの導入・変更を検討しているのであれば、日常業務のフルサポートとBCP対策を両立できる多機能複合機の導入を考えてみることも、今後の選択肢の一つになっていくだろう。