物流が持つ属性情報で
適正な広告が出せる

 物流セクターは購買履歴、決済履歴、性別、住所などの顧客の属性情報を持っています。このデータを活用すれば、効果的な広告を掲載できますよね。もちろん競合の広告を載せるわけにはいきませんので、基本的にはECサイト様の方でフィルターをかけるか、載せたいジャンルを選んでいただきます。

 例えば購入者がF1層の女性で食品を購入したのであれば、化粧品の広告を載せたり、実店舗をお持ちのECサイト様であれば、実店舗のクーポンを載せることも可能ですのでOtoOマーケティングにも利用していただけます。

 弊社は、届いたら捨てられてしまうダンボールという脚光を浴びない箱のインテリジェント化に力を入れていきたいと思っています。AD-REVOを入り口とした今までに無い販促サービスへの展開もしていきます。

 例えば、広告のQRコードを最初に読み込んだ時だけでなく、その後も継続してお客様の趣向に合わせたクーポンを配信できたり、非接触カードを使ったノベルティを送ったりというものです。お楽しみに。

 ECで使われている8億個もの荷物は情報インフラとして期待が持てますし、その価値と可能性を理解してもらえれば、一気に広がっていくと確信しています。実際に、様々な企業様から引き合いも来ていますので、期待していただきたいですね。広告のあり方を変え、最終的にECサイト様にきちんと還元できるように、これからも努力していきます。

 

※EC支援専門誌『ECのミカタ通信』2014.vol.8より転載