最初に免震装置を入れる
ことで地震の不安を払拭

 建て替えられた古いマンションは、耐震性が不足し、地震の不安が高いものが多かった。そこで住民が「免震を入れる」ことを要望する場合も少なくない。巻頭の桜上水ガーデンズは全9棟に免震を入れているが、これは、この規模のマンションにしてはかなり贅沢な決断だったといえるだろう。

 テラス渋谷美竹も免震にこだわったケース。横濱紅葉坂レジデンス(下の写真)も同様で、東日本大震災の日、工事中のスタッフが走って免震装置を見に行き、「きちんと動いていました!!」と現場で確認した。このエピソードが近所で話題を呼び、一気に地元人気が高まったという。

 こうした分譲時の人気が高かったマンションは、中古になった場合も値崩れしにくいという特徴を持つ。資産価値を維持しやすいのである。ここも大きな魅力の一つといえるだろう。 

JR「桜木町」駅にほど近い紅葉坂に面する横濱紅葉坂レジデンス。写真手前の道路との境界部分が公開空地となっており、紅葉や桜など四季の移ろいを感じさせる木々が植えられている。2012年の神奈川県建築コンクール住宅部門の優秀賞を受賞した
 
(続きは、ダイヤモンドMOOK『あなたのマンションが生まれ変わる!2015』でご覧ください)

 

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