調査データを起点に
統合的なマーケティング活動を実現

 「i Research」の提供で、マーケティングリサーチの在り方に新風を吹き込むネオマーケティング。しかし、その最大の特徴が〝リサーチ事業そのものではない〟ところに、同社が急成長を遂げている理由がある。

 最大の特長は、同社がリサーチ事業を核に、PRやテレマーケティング、CRMなどマーケティングに関わる領域をワンストップでサービス提供していることである。

 一般的に、リサーチ会社はリサーチのみ、PR会社はPRのみという具合に、マーケティングに関わる各種サービスは別々の会社が提供するケースが多い。その結果、入手した情報と施策が分断され、成果を挙げにくくさせる要因となっている。情報と施策が分断された状態では、マーケティング活動で重要なPDCAサイクルを効果的に回すことはできないだろう。

 しかし、同社では、リサーチ事業で情報を〝収集〟し、テレマーケティング事業で〝運用〟、CRM事業で〝管理〟、PR事業で〝発信〟することができるため、マーケティングに関する情報と施策を有機的に統合させることができる。その結果、PDCAサイクルをより正確に、かつ高速で回すことができるようになり、効果的な戦略を効率的に実行することが可能になるというわけだ。

 その効果は、リサーチ事業とPR事業を例に取ると分かりやすい。

 メディアに取り上げられるためには、「なぜ、この商品やサービスが必要とされているのか」という〝情報づくり〟・〝話題づくり〟が重要だ。逆を言えば、メディアが取り上げたいと思う情報をコンテンツとして発信することができれば、PRの成果につながりやすい。

 その点、同社ではリサーチを企画する際、そこで得るデータを将来的にPRで活用することも踏まえて、調査項目を設計することができる。まさに、ワンストップでサービスを提供しているがゆえのメリットと言えるだろう。

 同社の創業は2000年10月。総合広告代理店出身の小林氏には、同社を立ち上げた当初から、「ストーリーだけでなく、理論とデータに裏付けられたトータルなマーケティングサポートを提供したい」という思いがあったと語る。

 今では「市場調査のご依頼から始まり、その後、メディアへのPR戦略のご支援を手掛けることがあります。また、PRのサポートから始まり、商品リリース後のCRMを支援するケースもあります」(小林氏)という。

 いかなるフェーズから入っても、顧客企業のマーケティング活動を継ぎ目なく総合的に支援する同社のサービスが、企業のマーケティング力向上に大きく貢献することは間違いなさそうだ。

[制作/ダイヤモンド社 クロスメディア事業局]