マスターパスワード一つで
複数Webサイトにログイン

 ID、パスワードの設定・入力にかかわる面倒を省いてくれるのが、トレンドマイクロの「パスワードマネージャー」だ。複数WebサイトのID、パスワードを簡単・安全に管理するソリューションとして2012年にリリースされ、パスワード被害が増える今日、改めて注目されている。

「パスワードマネージャー」の使い方は簡単だ。まず、Webサイトにログインする際に共通のパスワードとなる「マスターパスワード」を設定。そして、ショッピングサイトやSNSなど普段使っているWebサイトにID、パスワードを使ってログインすると、「パスワードマネージャー」にそのWebサイトのID、パスワードが自動登録される仕組みだ。

 登録後は個々のWebサイトでID、パスワードを入力することなく、ログインできる。つまり、マスターパスワードを一つ覚えていれば、あとは「パスワードマネージャー」が個々のサイトのパスワードを自動で入力してくれるイメージだ(注1:すべてのWebサイトに対応しているわけではない)。

図1 パスワードマネージャーの利用イメージ
拡大画像表示

 また、簡単なパスワードを設定している人も多いが、「パスワードマネージャー」は登録されているパスワードのセキュリティレベルの安全性を色分けで評価する機能を装備する。「Webサイトごとに複雑なパスワードを考えるのは結構大変ですが、『パスワードマネージャー』はパスワードを自動で生成する機能を備え、パスワードの強度を高められます」と木野氏は説明する。

 任意の字数と文字の種類(アルファベット、数字、記号)を指定するだけで、「パスワードマネージャー」が自動的に安全高いパスワードを生成してくれる。これらの充実した機能により、簡単かつ安心してID、パスワード管理が行える。

クラウド上で登録情報を
保管し多彩な機能を提供

「パスワードマネージャー」の登録情報は暗号化され、トレンドマイクロのクラウド上で保管される。このため、多彩な機能を利用できることも特徴だ。マルチデバイス対応もその一つ。登録されたパスワード情報はPC、スマートフォン、タブレットなどに同期され、マルチデバイスで「パスワードマネージャー」を利用できる(注2:対応OSについては、こちらで確認を)。

 また、PCやスマートデバイスを買い替えても安心だ。「パスワードマネージャー」に登録済みのWebサイトのID、パスワードは、新しいPCやスマートデバイスに「パスワードマネージャー」のプログラムをインストールし、マスターパスワードを入力するだけで使える。

 パスワード管理ツールはさまざまなタイプが提供されているが、「トレンドマイクロならではの強みは、『ウイルスバスター クラウド』と連携したソリューションを提供できることです」と木野氏は強調する。

図2 パスワードマネージャーの強み
拡大画像表示

 もともと「ウイルスバスター クラウド」は、不正プログラムの検出機能や、不正サイトへのアクセスをブロックするWebレピュテーション機能などにより、ID、パスワードの詐取を防ぐことが可能だ。「パスワードマネージャー」と併用することで、さらに強固なセキュリティ環境を構築できる。

「ID、パスワード管理の基本は、使い回しをしないことと、簡単なパスワードを設定しないことです。それを簡単・安全に行えるのが『パスワードマネージャー』です。パスワードのセキュリティ対策の一つとして、ぜひ検討してください」と木野氏は訴える。

 トレンドマイクロは、「ウイルスバスター クラウド」3年版と「パスワードマネージャー」をセットで購入すると4000円分の商品券をプレゼントするキャンペーンを実施(2015年2月28日まで)。また、「パスワードマネージャー」有償版では月額154円(税込)で利用できるオンラインサービスも用意している。このほか、五つまでWebサイトのID、パスワード管理ができる無料版もあるので、使い勝手を確かめてみてはどうだろうか。

トレンドマイクロの「パスワードマネージャー」について詳しくはこちらから