国際線は片道での
特典交換も可能に
自由度が拡大
国際線特典航空券のもう一つの注目点は、往復の半分のマイル数での片道利用がOKになることだ。取りあえず片道はマイルを利用して海外に行き、復路は提携航空会社やJALの片道運賃を利用する、などの方法も可能になった。海外ロングステイや子どもの長期留学などの片道利用にも適応できる他、目的地を経由してさらに旅を続けることも可能で、マイレージを利用した旅の自由度は格段に広がったといえる。
なお、国内線特典航空券では片道利用時のマイル数の引き下げが実施される。例えば東京から沖縄までだと現行1万1250マイルのところ15年4月1日新規予約発券分より8500マイルと大幅な引き下げになる。人気路線の特典航空券が予約しやすい「マイルフライト」のサービスも引き続き実施されるため、たまったマイルを利用した国内への旅立ちが、より気軽に実現できることになるだろう。
当日空港での
アップグレードにも
利用可能に
使い勝手に関しても、今回大きくリニューアルした。その一つが、国際線特典航空券の上位クラスへの変更が、当日空港で可能になったこと。これまでありそうでなかったサービスで、例えば搭乗する便のビジネスクラスに空席があれば、空港でマイルを使ってアップグレードできる。空きの少ないビジネスクラスは、出張のキャンセルで直前に空席が出ることが多いという。プライベートな旅行のみならずビジネスユースでも利用したいサービスだ。また、超過手荷物料金もマイルで支払えるようになった。ついつい多くなりがちな手荷物だが、重量超過でヒヤヒヤすることもなく、スマートな旅にマイルが役立つ。
さらに、国際線特典航空券の予約申込期限が延長され、電話での申し込みに限って前日(12時)までの予約も可能になった。
JALマイレージバンクはもはや旅の「付録」などではなく、付加価値の高いサービスの提供で、こだわりの旅をクリエートする強力なツールに進化した。人生における豊かな時間の演出を大切に考えるビジネスパーソンが、実用的にマイレージを使いこなす時代。その環境を、JALマイレージバンクが提供してくれる。