マンダムのにおい研究員がミドル脂臭の発生する場所を調べたところ、最も多いのが後頭部で、次いで頭頂部、首の後ろだったという。では加齢臭は耳の後ろから発生しているのかというと、それもまた違う。加齢臭は、主に体幹や背中から発生しているというから、「耳の後ろを洗えばニオイが消える」とは、どうやら都市伝説だったようだ。
あなたはミドル脂臭が出ていない?
チェックリスト10
30~40代のニオイの発生源は後頭部であることから、男性が家族からクサイと指摘されがちな枕のニオイの原因はミドル脂臭だと言っていいだろう。では、あなたがミドル脂臭を発生させているかどうか、確かめるにはどうしたらよいか。下記のチェックリストを確認してみてほしい。
(1)頭や首の後ろあたりがべたつくことがある。
(2)枕カバーに色がつく、または臭いと指摘される
(3)野菜より肉が好き
(4)夜食や間食が多い
(5)ストレスを感じている
(6)汗(特に後頭部付近に)をかきやすい
(7)肥満、太り気味である
(8)決まった時間に食事を取れない
(9)1回30分以上の運動を週に2回以上していない
(10)仕事が忙しく、休みが取れない
いくつ当てはまっただろうか?当てはまる項目が多ければ多いほど、ミドル脂臭を発生させている可能性は高い。まずは、規則正しい生活を送ることでミドル脂臭の原因物質ジアセチルを軽減。そして、ニオイの元である後頭部と首の後ろを丁寧に洗うことで、ニオイに気を取られず、仕事に集中できる環境をつくることができるのではないだろうか。
(ダイヤモンド・オンライン編集部 林恭子)