オフィスがもたらす
経営的効果とは?

 新しい働き方への適応、それを支えるオフィスの在り方について、富士ビジネスが新たに作り上げた丸の内オフィスを例に見てきたが、同社の河田誠一郎社長は、そもそも、新しい働き方や、働き方に適したオフィスを企業が導入する根本的な目的は「それによって社員たちの生産性が上がり、成果があがること」だと語る。

富士ビジネス
河田誠一郎代表取締役社長

「今、世界的に活躍している企業は創造性の高さを強みにして成長しています。アップルやグーグルはその代表例ですね。

 そうした企業の創造力は、社員一人ひとりの豊かな発想によって作られていくものだと思いますが、その発想力を引き出すのは環境です。人間の発想は環境によって大きく左右されますから。

 だからこそ、社員たちが働く環境をどのように作るかが企業にとって非常に重要になります。豊かな発想が引き出されて創造性が高まり、成果をあげられる環境をどう作るか。経営者が新しい働き方や新しいオフィスの形を模索する必要があるのは、そのためだと言えるでしょう」(河田社長)

 富士ビジネスの新オフィスに見られる、明確なオフィスコンセプト、コミュニケーションの活性化を促しアイディアを出しやすくする様々な仕掛け、多様な働き方に適応したシステムの整備や、その働き方を組織として維持するための仕組みなどは全て、「社員たちの発想を引き出し、創造性を高める環境作り」につながっている。オフィスが発想や創造性を生む媒体となっているのだ。

「働く環境を整えることで社員たちの成果があがる。それが、オフィスがもたらす最大の経営的効果だと思います」(河田社長)

 

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