歴史的にも評価の高い
街並みを見直す

 そこで池袋をターミナル駅とする城北エリアで、歴史的にも評価の高い魅力的なロケーションの街を幾つか教えてもらった。

 西武池袋線沿線では、旧将軍家鷹狩場である、江古田駅南から江古田の森公園にかけて。ただし、このエリアは最近、坪300万円超まで価格が上がってしまったそうだ。

 東武東上線沿線では、「板橋区の田園調布」として名高い、ときわ台駅周辺。地元住民ならよく知っているブランド立地だが、まだ価格は抑えめだ。

 JR埼京線沿線では、十条駅から西に行くと、かつて加賀藩の下屋敷があった街並みが広がる。池袋3キロ圏という都心近接にありながら、豊富な緑が今もなお多く残されている。

 ちなみに、板橋区加賀で分譲された「プラウドシティ加賀学園通り」(売主・野村不動産)は総戸数363戸の大規模マンションにもかかわらず、発売後3ヵ月で210戸の供給を記録しているほどの人気ぶりである。

 不動産価格が高騰する中、23区内で70平方メートルが4000万円台後半からの分譲ということで、割安感を感じている人が増えているのだろう。

 あるいは、明治時代の高級住宅地として知られる豊島区駒込、北区西ヶ原や滝野川一帯は、本郷通りで結ばれている。滝野川を過ぎると、江戸時代から桜の名所として名高い飛鳥山(王子駅)に至る。

 こうした歴史的背景を持つ街を見直し、実際に街並み散策をしながら、今後の発展性を探ってみるのも悪くない。

「不動産経済研究所の調べでは、2015年5月度の都区部新築マンション分譲価格の平均は5625万円。この半年の価格変動を見ると、坪276万~330万円くらいで推移しています。そうした価格動向を押さえた上で、実際に購入後の満足度が高いのはどの街のどの物件かと、さまざまな角度から情報を集めるべき。ある程度絞り込んだら実際に、現地に足を運んで確かめた方がいいでしょう」

城北エリアの緑豊かな住宅地
歴史ある街──板橋区加賀の魅力

 加賀の地名は江戸時代、この地が加賀藩前田家の下屋敷(別荘地)であったことに由来します。住民が主体となった街づくりが実践されており、また地区計画が定められていることで、今なお良好な住環境が守られ続けているのが特長です。
 都心に近い場所にありながら緑も豊富で、板橋十景に選定された石神井川の桜並木をはじめ、多数の公園など歴史が育んできた恵まれた自然環境が広がっています。
 また、評判の良い公立小中学校をはじめ、大学やその付属病院などが置かれ、子育てしやすい環境も魅力の一つです。
 そのため、住まいを選ぶ際に都心への通勤利便性に加え、住環境、教育環境も重視したいという方々から高い評価を得ています。

野村不動産
プラウドシティ加賀学園通り
シニアチーフ
永井雄太氏

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