選ばれる老いの住まい

古くて使いにくい持ち家よりも
住み心地のいい高齢者向け住宅で
老後を快適に過ごす

著者・コラム紹介
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費用で質が決まる
有料老人ホーム

 終の棲家には、民間が運営する「有料老人ホーム」という選択肢もある。高齢者が暮らしやすいように配慮された住まいという点はサ高住と同じだが、食事の提供、介護の提供、洗濯・掃除などの家事代行、健康管理といったサービスが提供される。体力が衰えてくると毎日の食事作りや家事がつらくなる。そうした際には、サ高住よりも費用は高くなるが有料老人ホームの方が適しているだろう。ただ、注意すべき点もある。髙橋理事長は「有料老人ホームの契約は、一般的に利用権方式なので、トラブルがあると退去させられることがあります。そのため、ホームの雰囲気が自分(夫婦)に合うかどうかの見極めが重要です」。必ず見学をして(見学を受け付けないところは論外)、できればホームで出される料理を試食させてもらう。体験宿泊をして夜の状態を見ることが一番だが、食事をチェックするだけでも判断材料になる。

 終の棲家選びで覚えておきたいことは「設備やサービスの質は負担する費用に比例する」ということ。安くて高品質はめったにないが、高くて低品質はあり得るし、有名な事業者であっても外れることがある。「まず、入居の目的を明確にして、複数の施設を比較してください。入居率が高く、入居待ちリストが長いところは、良い施設である可能性は高いのですが、切羽詰まって動きだすと待つことができない。早い段階で決断をして、準備を始めることが大切です」。終の棲家探しは、年齢的にも費用的にも失敗が許されない。事業者側が襟を正して高品質な物件と正確な情報を提供すべきだが、利用者側も人生の最後の一大事と心得て悔いのない決断をしたい。

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