アウトソーシングで
コア業務に資源を集中

上山 ベネフィットの在り方や与え方が多様化するとなると、従来の人事・総務の経験や人的資源だけではカバーしきれなくなるのではないでしょうか。

 しかも、ベネフィット関連の業務負荷が増えることによって、人事戦略や人材育成といった、より重要な業務がおろそかになってしまう可能性もあります。

会社が報奨として商品などと交換可能なポイントを与えて社員の「働きがい」を向上させる「サンクスコレクト」、「働きやすさ」を向上させる福利厚生サービス「えらべる倶楽部」の他、従業員の心身の健康・将来不安を解消する健康支援サービス、選択制企業型DCプラン導入支援サービスなど、多彩なサービスを用意している。
拡大画像表示

高橋 その解決策の一つとして有効なのが、アウトソーシングの活用です。

 上山さんがおっしゃるように、人事・総務に限らず、あらゆる部門にはコア業務と非コア業務があります。今日のように社内人材の数が限られている時代には、非コア業務をなるべくアウトソーシングして、コア業務に人的資源を集中するほうが望ましいのは言うまでもありません。

 しかも、広範囲にわたるニーズに社内だけで対応するとなると、例えば資産形成の方法を学ばせるために、わざわざファイナンシャルプランナーを雇うのかということになってしまいます。その点アウトソーシングなら、人材採用の手間や無駄がないため、求められるサービスをすぐに導入することができるのが大きな魅力でしょうね。

 また、アウトソーシング企業にとってはサービスの提供こそがコア業務なのですから、人事・総務部門が非コア業務として推進するより質の高いサービスが受けられるはずです。

上山 当社もベネフィットサービスのアウトソーシング企業の一つとして、多様化するニーズにお応えしながら、幅広いサービスや新しいプログラムの開発に努めています。

 高橋先生がおっしゃるように「働きやすさ」「働きがい」は社員が伸び伸びと活躍し、会社を成長させるための重要な土台だと思います。それを安心してお任せいただき、お客さまがより重要な業務に専念することができるように、今後もさまざまなベネフィットサービスをご提供してまいります。