まだまだ見つかる
注目要素付き物件

 10の要素をなるべく多く備える物件を20キロメートル圏以遠で探してみよう。

 まず、注目したいのは大規模商業施設「ららぽーと立川立飛」に隣接するように建設中の大規模マンション三井不動産レジデンシャルのパークホームズ立川が3LDK・3300万円台からの価格設定で分譲中だ。また、この春から販売が始まる同じく三井不動産レジデンシャルのパークホームズLaLa湘南平塚(価格未定)も要チェック物件といえる。

 平塚と同じ神奈川県内では、シエリア湘南辻堂(関電不動産開発・野村不動産・パナホーム 都市開発支社/価格未定)も大規模商業施設の「テラスモール湘南」に近接する大規模マンション。シティテラス横濱長津田(住友不動産)は、駅にも商業施設にも近いマンションで、通勤には東急田園都市線「長津田」駅始発の準急電車を利用できる長所がある。

 この時間帯は急行がないため、準急が最速となる。その準急を約5分に1本利用できるなど、10要素の多くを備えるマンションとなる。

 埼玉県では、ザ・レジデンスさいたま新都心(総合地所・三菱地所レジデンス・大栄不動産)が即日完売を続ける注目マンション。千葉県では、ザ・レジデンス検見川浜ガーデンズ(三井不動産レジデンシャル・野村不動産・富士見地所)、パークシティ柏の葉キャンパス ザ・ゲートタワー(三井不動産レジデンシャル)、シティテラス八千代緑が丘ステーションコート(住友不動産)などが、10要素の多くを備える新築物件だ。

 駅からバス便エリア、もしくは徒歩10分以上となるが、シャトルバスを備えたり、エレベーター付きで坂を歩く必要がないなどの特徴で注目されるのは、東京市部のパークホームズ調布桜堤通り(三井不動産レジデンシャル)、シティテラスひばりが丘(住友不動産)、神奈川県のシティテラス横濱戸塚(住友不動産)、ザ・ヒルトップヴィラ ルネ追浜(総合地所)など。駅から離れた物件も積極的に検討したい。

広大な日本製紙王子倉庫跡地を再開発した5社JVの大規模物件「ザ・ガーデンズ東京王子」(後ろはURの王子五丁目団地)

 20キロメートル以遠の郊外だけでなく23区内でも、要注目のマンションはある。たとえば、ザ・ガーデンズ東京王子(三井不動産レジデンシャル・近鉄不動産・大和ハウス工業・三菱地所レジデンス・長谷工コーポレーション)という全864戸の大規模プロジェクトが春から販売を始める。こちらも価格未定だが、スーパーマーケットに近接し、敷地内に保育園がある。徒歩5分の「東十条」駅からは、JR京浜東北線の始発電車も出る。 

シティタワー金町

 このほか、すでに建物が完成しているマンションの中にも、じつは10要素を多く備えている物件が隠れている。

 例えば、今年6月から引き渡しが始まるシティタワー金町(住友不動産)は公園・大学・住宅・商業が一体化した大規模複合開発。その分譲価格は3LDKが3480万円からだ。

 神奈川県では、やはり同時期から引き渡し開始のグレーシアシティ川崎大師河原(相鉄不動産・JR西日本不動産開発・西日本鉄道・長谷工コーポレーション)がある。駅前再開発エリアに建設され、約68平方メートルの3LDKが2900万円台から(4月現在)。いずれも完成した建物を実地に見て検討できるため、安心感も大きい。

 視点を変えて見れば、要注目のマンションは、まだまだ豊富に見つかるわけだ。

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