土地資産活用の答えは
一つではない

──戸建賃貸は、いわゆる“争族”(遺産分割問題)対策にも適しているそうですね。

近藤 1棟ものの賃貸アパート・マンションを家族の共有名義で相続すると、必ずと言っていいほど分割問題でもめるという話を聞きます。戸建賃貸ならば、あらかじめ家族ごとに土地を分筆登録し、それぞれに建物を建てることができます。これも大きなメリットでしょう。

 当グループは、戸建賃貸に限らず、高齢化の進展とともにニーズが高まっている高齢者向け住宅の建設、より収益性の高い都市部の不動産への資産組み替えなど、幅広い土地資産活用の選択肢を提案しています。

 相続対策の答えは決して一つではありません。これからもお客さまのご要望に応じて、さまざまな解決策をワンストップで提供してまいります。

──グループとしての今後の目標をお聞かせください。

近藤 16年1月に不動産流通システム会社、同3月には耐震・鉄筋コンクリート住宅メーカーをそれぞれ子会社化して、事業領域の幅をさらに広げました。今後も注文住宅をはじめとする既存事業とのシナジーを考慮しながら、事業の多角化を推し進め、ワンストップ・ソリューション・カンパニーとしての利便性を高めていきます。