ビジネスのグローバル化、複雑化などの動きを受けて、人事部門に必要とされる能力はより高度なものになっている。明治大学大学院教授の野田稔氏は「人事部門には、より戦略性が求められるようになりました」という。
明治大学専門職大学院グローバル・ビジネス研究科教授 野田稔氏
野田氏は人事の役割を大きく3つに分けて考えている。第1に、従業員のやる気を最大化すること。最小のコストで最大のやる気を引き出すために、制度や仕組みづくりを主導し、さらには企業文化などのデザインを検討する。第2に、必要な人材を必要なときに、必要な数だけ、必要とする部門に遅滞なく届けること。そして第3には、人的・組織的な観点から、経営戦略の立案をサポートすることである。
これらの役割を十分に果たしている人事部門は、残念ながら多くない。従業員のエンゲージメントや生産性の低さは、日本企業の課題としてしばしば指摘されている。また、ビジネスニーズの変化に対して、必要な人材の供給が追い付かないという悩みの声もよく聞かれる。
なぜ、日本企業の人事は本来の役割を果たせないのか。
下記からダウンロードできる資料では、この課題に対して、数多くの企業人事の現場を見てきた野田氏ならではの解決策が提示されている。また後半は、グローバル企業が採用を増やしているクラウド型人事アプリケーション「Workday」の基本機能を紹介。人事改革を考えるすべての企業の経営者、人事担当者が読むべき内容だ。