デジタル化がもたらす新たな市場創出と既存のサービスとの葛藤。それが最も端的に現れるのがタクシー業界だ。IT業界を中心にライドシェアを解禁させようとする動きに、タクシー業界は「ライドシェアは白タク行為だ」と猛反発。そんな中、中国でライドシェアを普及させてきた配車プラットフォーマー最大手の「滴滴出行」(以下、滴滴)はソフトバンクと提携し、日本で版図を広げる。「ライドシェアに押し切られてしまうのか」と、タクシー業界は不安をあらわにする中、タクシー最大手、第一交通産業(本社・福岡県北九州市)が見据えるものは何か。田中亮一郎社長が語った。
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