日本のものづくりが転落していく中、医療の世界は逆転の舞台となるのか。ドラマ「ブラックペアン」のストーリーさながらに「国産第1号」の手術支援ロボットがやって来る。国産第1号を手掛けるのは、産業ロボットで50年の経験を持つ川崎重工業と検体検査機器大手シスメックスが2013年に設立した合弁会社メディカロイド。メディカロイドの橋本康彦社長(川崎重工取締役常務執行役員)は、医療ロボットは日本の製造業こそ「やるべきもの」であり、強力なライバルがひしめく中での参入に勝算はあると考える。

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