選ばれる薬・医者・病院はどれなのか、誰なのか、どこなのか。
医療の世界にはレセプト(診療報酬明細書)など情報活用できれば価値のあるデータが大量にあるが、今のところ患者はこれを直接享受できていない。米国などでは医療機関が自らさまざまな実績を一般に公開しているが、日本ではそうした仕組みが整っていない。
患者はもっとデータを判断材料にして、薬・医者・病院を選びたいはずだ。
本特集では、口コミによる印象や主観を取り除き、徹底的に、赤裸々に、データで実態を明らかにした。
・糖尿病・高血圧・脂質異常症の薬「処方金額」トップ10
・糖尿病・高血圧・脂質異常症の薬「処方患者数」トップ20
・胃がん・大腸がん・肝がん・肺がん・乳がん・前立腺がんの薬「処方金額」トップ10
・胃がん・大腸がん・肝がん・肺がん・乳がん・前立腺がんの薬「処方患者数」トップ10
・最新ロボット支援手術を手掛ける「医師581人」の実名リスト&ランキング
・最新ロボット支援手術を手掛ける「219医療機関」の詳細リスト&ランキング
一般初公開あるいは独自調査のデータ満載の特集「選ばれる薬・医者・病院」は9月30日(月)からお届けする。最終回配信の10月5日(土)まで全5回、計9本の連載を予定している。
#1(上) 9月30日(月)配信
糖尿病・高血圧・脂質異常薬「処方金額」トップ10は?意外な新序列
欧米で糖尿病の薬に新たな序列ができている。日本では医者が患者の病態に応じて薬を使い分けてきたが、そのトレンドとはどんなものなのか。糖尿病、高血圧、脂質異常症の薬における「処方金額」ランキングから新しい薬の動向を明らかにする。
#1(下) 9月30日(月)配信
糖尿病・高血圧・脂質異常薬「処方患者数」ランキングで実力露わに
多くの人に効くものが自分にも同様に効くとは限らない。しかし、より多くの患者が服用している薬を具体的に知っておけば、自分に合う薬にたどり着くための道標になる。糖尿病、高血圧、脂質異常症における薬の「処方患者数ランキング」を公開する。
#2(上) 10月1日(火)配信
「オプジーボ」に開発力で勝る「キイトルーダ」、がん免疫薬の地殻変動
2018年のノーベル生理学・医学賞を受賞した本庶佑・京都大学高等研究院特別教授の研究を基に開発されたがん免疫治療薬「オプジーボ」に開発力で勝る薬が現れた。開発の実態を各種がん治療薬の「処方金額ランキング」と共にレポートする。
#2(下) 10月1日(火)配信
がんの薬「処方患者数」ランキング!胃、大腸、肺…各種治療の深層
胃がん、大腸がん、肝がん、肺がん、乳がん、前立腺がん――。日本人に多いこれらのがんについて、それぞれの薬の「処方患者数ランキング」を一挙掲載。さまざまながんにおける薬物治療の実態をデータで明らかにした。
#番外編 10月2日(水)配信
花粉症薬、何を飲んでる?「アレルギー性鼻炎薬」処方患者数ランキング
くしゃみ、鼻水に苦しむ花粉症患者が飲む薬といえばアレルギー性鼻炎薬。みんなはどの薬を飲んでいるのかを薬の「処方患者数ランキング」で明らかにするとともに、「保険適用外」の議論も飛び出した花粉症薬の動向を探る。
#3 10月2日(水)配信
「医師581人実名ランキング」これでロボット手術熟練者に辿り着く!
がん手術などでロボット支援手術が急増している。普及の過渡期であるが故、執刀する医者によって技術格差が生じている。腕を磨いた医者は誰か。どこにいるのか。独自調査で581人の医者を実名リスト化し、手術数をランキングした。
#4 10月3日(木)配信
病院別「ロボット手術数ランキング」3位藤田、2位東京女子医、1位は?
全国の医療機関で手術支援ロボットの導入が急速に拡大している。どこが導入しているのか。どこが実績を持っているのか。独自調査で導入医療機関における各疾患の手術数、各領域の執刀医数などを詳細にリスト化し、手術数をランキングした。
#5(上) 10月4日(金)配信
国内初の治療用アプリは「医療費高騰」への切り札になるか
国内初の治療用アプリが間もなく承認される見通しだ。スマートフォンなどを通じて治療を行う治療用アプリは薬に取って代わるのか。医療費高騰解消の切り札になるのか。そのポテンシャルを開発企業のトップに問うた。
#5(下) 10月5日(土)配信
「国産第1号」手術ロボットが世界覇者ダヴィンチやグーグルを凌ぐ勝算
日本のものづくりが転落していく中、医療の世界は逆転の舞台となるのか。ドラマ「ブラックペアン」のストーリーさながらに「国産第1号」の手術支援ロボットがやって来る。そこにはどんな野望があるのか。開発企業のトップを直撃した。
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