「この数世紀にわたって、資本主義を支えてきた経済成長の多くは、実際には、若者を中心とするより多くの人口によってより多くが消費された結果にすぎなかったのかもしれない」。米国の作家・投資家のザチャラー・カラベル氏は、米外交専門誌「フォーリン・アフェアーズ・リポート(FAR)」2019年10月号の論文「人口減少と資本主義の終焉」でそう述べている。「未来の戦争や紛争を考える上でも、人口は重要な要因だ」と考える彼は、同論文で今年出版された人口に関する2冊の本を紹介していた。
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