CXというと、一般的には「顧客経験」の質を高めることだが、一橋大学の名和高司氏はCX1.0、CX2.0、CX3.0に区別し、CX3.0については「カスタマー・トランスフォーメーション」と表現し、消費者や生活者の啓蒙による価値観や購買行動の転換であり、必然的に顧客戦略やマーケティング活動にも転換が求められるという。同様の考え方は、ソーシャルマーケティング、コーズ・リレーティッド・マーケティング、フィリップ・コトラーの言うマーケティング3.0などがあるが、いまやマーケティングという領域を超えて、企業の気球存亡の秋【とき】であり、だからこそ先行者には果実が待っている。
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カスタマー・エクスペリエンスを超えた新境地
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