「世界一のガムメーカーになる」と決意した重光が新たに掲げた目標が「打倒ハリス」、業界最大手のハリス社から国内トップメーカーの座を奪取することだった。そのために重光は悲願だった、ガム市場の本丸である“板ガム市場”に参入する。葉緑素ガムの発売や天然樹脂の採用などの商品開発で鬼才的マーケティングセンスを遺憾なく発揮した重光は宣伝・販売においても世間の耳目を集める“奇策”を連発、ガム市場でメガヒットを積み重ねていく。板ガム参入からわずか7年、ついにロッテはで国内最大のガムメーカーの座を獲得する。
続きを読む