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レーザーテック「断トツ世界シェア」の裏にあった決断、分水嶺はリーマン危機

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レーザーテックは、EUV(極端紫外線)光を使ったシリコンウエハーに焼き付ける回路の設計図となるマスクの欠陥検査装置と、その原板となるマスクブランクスの欠陥検査装置で圧倒的な世界シェアを誇る。その背景には、リーマンショック後の不採算のFPD(フラットパネルディスプレー)事業の売却と、実現可能性がまだ見えなかったEUV光を使った検査装置の開発に踏み切った決断がある。その決断が結実し、2021年3月期は純利益ベースで8期連続の増収増益となる見通しだ。検査装置における競争力と今後の利益成長の可能性を検証した。

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