中小企業経営者の後継者候補は、「ありのままの継承」が当然だと誤解しがちだ。すると、「現状の家業はもうからない」「時代に合わない」「競争が厳しい」「人手・資金不足」などの理由から、無理して続けるよりもこれを機会に家業に見切りを付けようという発想に陥る。しかし、それらの課題をすべて克服しなければいけない義務はない。

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