クライスラー、フォードに振られた伊藤忠交渉チームは、「当たって砕けろ」の覚悟で世界一の自動車会社GMにアプローチすることにした。GMの存在は大きかった。相手がGMであればビッグスリーの二つの会社からNOと宣告されたスタッフも士気は上がる。室伏稔、酒井隆のふたりは「やりましょう。このままでは引き下がれません」と気迫を込めて瀬島に迫った。

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