最近こんなふうになっていないだろうか? 話題の企画展で絵画を鑑賞した気分になり、高評価の店でおいしい料理を味わった気分になり、ネットニュースやSNSの投稿で世界を知った気分になり、LINEで人と会話した気分になっている……。私たちは、自分でいろいろなことを判断しているつもりだが、その判断には他人の基準が大きく影響している。こんな毎日の中で、「自分なりの視点」を持つことはできているのだろうか? こういった危機感を背景に、大人の学びの世界でも「アート的なものの考え方」が見直されている。これは「アート思考」と呼ばれ、アーティストのように考える思考のプロセスのことを言う。この「アート思考」をわかりやすく解説したのが、美術教師である末永幸歩氏が書いた『13歳からのアート思考』だ。本記事では、具体的なアート作品とアーティストの思考を追いながら、「自分なりのものの見方」についてご紹介する。(構成:神代裕子)
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「絵の具を塗りたくっただけのような絵」が芸術史に残る傑作になった理由
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