歴史小説の主人公は、過去の歴史を案内してくれる水先案内人のようなもの。面白い・好きな案内人を見つけられれば、歴史の世界にどっぷりつかり、そこから人生に必要なさまざまなものを吸収できる。水先案内人が魅力的かどうかは、歴史小説家の腕次第。つまり、自分にあった作家の作品を読むことが、歴史から教養を身につける最良の手段といえる。 直木賞作家・今村翔吾初のビジネス書『教養としての歴史小説』(ダイヤモンド社)では、教養という視点から歴史小説について語っている。小学5年生で歴史小説と出会い、ひたすら歴史小説を読み込む青春時代を送ってきた著者は、20代までダンス・インストラクターとして活動。30歳のときに一念発起して、埋蔵文化財の発掘調査員をしながら歴史小説家を目指したという異色の作家が、歴史小説マニアの視点から、歴史小説という文芸ジャンルについて掘り下げるだけでなく、小説から得られる教養の中身やおすすめの作品まで、さまざまな角度から縦横無尽に語り尽くす。
続きを読む【直木賞作家が教える】
「歴史小説」と「お笑い界」の共通点とは?
特集
最新記事
Virtical Analysis
破壊的イノベーションもデザインから、LIXILのトップが語る「経営の意志」を伝えるデザインの力とは――LIXIL 代表取締役社長兼CEO・瀬戸欣哉氏インタビュー
大人が知らない若者ネット事情
「ひろゆきみたいな声」「宇宙人みたいな顔」の加工動画が若者に大流行のワケ
ふるまいよしこ「マスコミでは読めない中国事情」
中国人留学生が「ニセ学歴」で香港の大学へ大量不正入学!日本の名門大学は大丈夫?
ニュースな本
なぜ2人目以降の育児はラクになるのか?「そりゃそうだ」と思える納得の理由
いい音がする文章
SNSのアカウントを「15個持ってる人」と「1つで貫き通す人」どちらが不自然か?







