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伊藤忠がもくろむ「純利益1兆円」で商社1位奪還、セブンMBOが成立せずとも既決の4000億円投資で着々射程に

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伊藤忠商事が、成長投資に巨額の資金を投下し始めた。セブン&アイ・ホールディングスの創業家による買収(MBO)に伊藤忠が出資する方針が明らかになっているが、これに先行してデサントの完全子会社化に向けた追加TOB(株式公開買い付け)に1800億円、ブラジルの鉄鉱石権益の買い増しに1200億円、測量大手パスコを持ち分法適用会社にするために77億円のTOB、川崎重工業子会社のカワサキモータース20%資本参加に800億円――4件で約4000億円の投資を決めた。セブンのMBOはファミリーマートを子会社に持つ伊藤忠の資本参加が独占禁止法に抵触する可能性も指摘されているが、これが成立しなくとも2年後の連結純利益1兆円に向け、大手商社トップ奪還が射程に入っているようだ。

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