受験シーズンが近づくと、子どもの志望校をどこにするかは親にとっても悩みどころだ。「少しでも偏差値の高い学校に合格してほしい」と思う親は少なくないだろう。しかし、偏差値が高ければ高いほど子どもにとって良いのだろうか。教育経済学者の中室牧子氏は、著書『科学的根拠(エビデンス)で子育て』で、「第1志望のビリ」と「第2志望の1位」のどちらが有利かについて語っている。国際的に権威ある学術雑誌に掲載された「信頼性の高いエビデンス」に基づいて書かれた本書の内容をもとに解説する。(文/神代裕子、ダイヤモンド社書籍オンライン編集部)
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