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年末年始が近づいている。長期休暇を挟むと、仕事のスピードが“失速”してしまいがちだ。どうすれば回避できるのか。休みに入る前に意識しておきたいことがある。
ダイヤモンド・オンライン会員限定で配信中の本連載をまとめた電子書籍『結果を出す人の仕事術』(石倉秀明著)の発売を記念して、特別編をお届けする。(構成/ダイヤモンド・ライフ編集部)
年末までの勢いはどこへやら……
休み明けに失速してしまうのはなぜ?
今回の年末年始は日の並びがよく、土日を合わせて9連休になる人も多いようです。
休暇はまずは疲れた体を休めるのが一番。十分に英気を養って、休み明けはすぐに仕事スイッチを入れたいところです。
しかしながら、長期休みの後はなかなか休みボケが抜けない人が少なくありません。チームとしても、年末まで駆け抜けた勢いが消え、休み明けは失速してしまうということも……。
その要因の一つは、長期休暇に入る前の行動にあるかもしれません。
休み明けの失速を防ぐ
たった1つのコツ
「これはいったん、年明けに考えましょうか」「年明けに仕切り直しましょう」――長期休暇が近づいてくると、休み明けにタスクを回すことが増えていないでしょうか。
このようにふんわりと先送りしてしまうことが、休み明けに失速する要因の一つです。
休み明けに回した仕事の中には、意外と今すぐ決められたり、すぐに完了はできないけれど途中までは進められたりするものが多くあります。
できることは休みの前にやる。休み明けでなければできないことも、ミーティングの日程を調整したり、締め切りを設定したりと、スケジュールは組んでおくことが重要です。
漠然と休み明けに仕事を回すから、休み明けに停滞してしまうのです。長期休暇であっても、週末を挟むときと基本的には同じ。やるべきことは何ら変わりません。
決められることは休みの前に決め、休み明けに回す仕事にはスケジュールを設定しておく。それだけで休み明けの失速は防げると思います。
山田進太郎D&I財団 COO。2005年に株式会社リクルートHRマーケティング入社。その後、リブセンス、DeNA、起業などを経て2016年より株式会社キャスター取締役COOに就任(2021年より取締役CRO)。2023年10月の東証グロース市場上場に貢献し、2023年12月からは働き方について研究、調査を行うAlternative Work Labを設立し所長就任(現在も兼任)。FNN系列「Live Newsα」、AbemaTV「ABEMAヒルズ」レギュラーコメンテーター。著書に『これからのマネジャーは邪魔をしない。』(フォレスト出版)、『THE FORMAT 文章力ゼロでも書ける究極の「型」』(サンマーク出版)など。
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