恋多き作家であった瀬戸内晴美は、51歳で出家して瀬戸内寂聴となった。五木寛之とともに、第1回から泉鏡花文学賞の選考委員になったのは、ちょうど出家の頃。その第1回の受賞が、半村良の『産霊山秘録』。半村は「伝奇ロマン」や「伝奇SF小説」というジャンルを作り上げた奇才である。泉鏡花賞をめぐる2人の作家の言動を五木寛之氏が紹介する。※本稿は、五木寛之『忘れ得ぬ人 忘れ得ぬ言葉』(新潮選書)の一部を抜粋・編集したものです。
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