たった6分でストレスが7割も減る「すごい習慣」とは?「今日はイヤなことがあったな」と思ったときにストレスの約7割が減る習慣とは?(写真はイメージです) Photo:PIXTA

仕事もプライベートも問題山積で悩みだらけ……そんな悩みも、たまり続けると心身に不調をきたします。うつ病は、珍しい病気ではなく、日本人の15人に一人が経験するといいます。一方で、たとえ落ち込んでもすぐにリセットできる人もいます。功刀浩さん監修の『「うつにならない人」の習慣、ぜんぶ集めました。』(青春出版社)から、落ち込まない、うつにならないコツを抜粋して紹介します。

仕事に失敗しても
何とかなる

 仕事が楽しくて、生きがいになっている場合、大きな失敗をしたときに落ち込むのも無理はないだろう。良好なメンタルを保つ人は、いったん気分が下がってもすぐにリセットし、再び前を向くことができる。

 しかし、なかには「生きていても仕方がない」とまで思いつめる人がいる。これでは本末転倒だ。その仕事のために生まれてきたわけではないだろう。仮に商売で大きな借金をして破産したとしても、やり直すことができる。人間は生きるために仕事をしている。仕事をするために生きているわけではないはずだ。

 どんなことになっても、「健康で文化的な最低限度の生活」は憲法で保障されている。だから、「基本的に大丈夫だ」という感覚を持っていることが大切。いまは逆境かもしれないが、ここは日本だからどうにかなる、と思っていよう。

 たとえば、会議で企画を提出したものの採用が見送られた。客のクレームにうまく対応できなかった。友人とちょっとした言い争いをした。こうした失敗やトラブルがあったとき、ひどく悔やんで暗い気分になってはいないだろうか。完璧な成功を求める人や、自分の「べき」を強く守ろうとする人、いつもマイナス思考の人などは陥りがちだ。