ある日突然、誰かが「無関係なあなた」を襲うかもしれない――そんな恐怖が、現実になりつつある。いま急増しているのは、自らを“かわいそうな存在”と信じ込み、社会への憎しみを募らせた独身男性による無差別殺人だ。「なぜ自分だけが報われないのか」「世の中が悪い」。その思い込みが、彼らを凶行へと駆り立てる。そして、「非モテの独人男による無差別殺人」は今後も増えていくと筆者は警鐘を鳴らす。なぜ、彼らは他人の命を奪おうとするのか。その根にある心理と構造的な問題を、あなたは知っているだろうか。(ノンフィクションライター 窪田順生)
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