なぜサントリーは上場しないのか?創業者インタビューに見る、ウイスキー事業立ち上げの苦労で得た「信念」とは
ダイヤモンドで読み解く企業興亡史【サントリー編】(1)
今春、サントリーホールディングスで10年ぶりに創業家出身者がトップに就任する“大政奉還”があった。1899年に「鳥井商店」として産声を上げ、創業120年超の歴史を誇る日本屈指の同族企業、サントリーの足跡をダイヤモンドの過去の厳選記事を基にひもといていく。本稿では、「ダイヤモンド」1954年12月3日号に掲載された創業者で寿屋(現サントリーホールディングス)社長の鳥井信治郎が「サントリーの思い出」と題して語った記事を再掲する。記事では、鳥井信治郎が日本初の本格ウイスキー作りの苦労を振り返るほか、仕事のモットーを打ち明ける。また、鳥井はサントリーが上場しなかった理由も明かす。異例の非上場経営の原点ともなった創業者の強い信念とは。
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