このところの長期金利(10年国債利回り)の上昇は、インフレ期待の高まりが主な要因だが、超長期債利回りの上昇は買い手である海外投資家が財政拡張のリスクを意識していることが反映されている。今後、補正予算編成などで財政規律の弛緩(しかん)が意識されれば、英国の「トラス・ショック」のような長期金利跳ね上がりは起こり得る。

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