ビール写真はイメージです Photo:PIXTA

年末年始、部署の忘年会や新年会など部下や若手社員と業務時間外に話す機会も増える。あまり話したことがない若手と何を話したらいいんだろう……と悩む人におすすめの話題や雑談のコツ、そして飲み会の席で意外と見られているかもしれない“要注意言動”について『会話IQ 本当に頭がいい人の話し方』(ディスカヴァー・トゥエンティワン)などの著者である五百田達成さんが解説する。(構成/ダイヤモンド・ライフ編集部)

あまり話したことない若手と同じ席に……
どんな話題がベスト?

 年末年始ということで忘年会、そして年明け以降も新年会など、いつもとは違った場所で部下や後輩などと話をする機会も増えると思います。

 昨今は、日ごろからよくコミュニケーションを取る相手であっても、プライベートの話をどこまで聞いていいのか、悩む人が多いかもしれません。

 ある程度関係性を築けているのであれば、自分自身の家族のことなど、先に自分の話をするくらいは良いと思います。そこで気をつけたいのは、自慢話や自虐(あるいは家族のことを悪く言う)にならないようにすること。

「うちは妻が○○で働いていて、大変そうだけど頑張ってるんだよね」など、さらっとポジティブに家族の話をするくらいはアリだと思います。もちろん、根ほり葉ほり相手の話を聞くのはご法度ですが。

 どういう話題にしたらいいか悩むような関係性が浅い若手の場合は、雑談くらいの話がベターでしょう。キャリアの展望やうちの会社でやってみたいことを聞きたい気持ちがあるかもしれませんが、そこはグッと堪えて。

 飲み会なら食べ物の話がしやすいと思います。「○○で食べたカニはおいしかった」とか、「○○はアレルギーで食べられない」とか、「○○は嫌い」とか……まずは愚にもつかない話で十分です。