中国の少子化が深刻だ。「一人っ子政策」は2015年に廃止したものの、出生数の減少に歯止めがかからず、この10年でほぼ半減した。幼稚園の閉園ラッシュが相次ぎ、乳幼児向けビジネスを手掛ける企業は、ペットや介護市場へと活路を見いだしている。労働力人口の急減や消費市場の縮小など、少子高齢化に伴う国力の大幅な低下が懸念されており、中国は「人口大国」としての優位性を失いつつある。

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