社会に大きな衝撃を与えた「フジテレビ事件」を題材に執筆された古賀史健氏の新刊、『集団浅慮 「優秀だった男たち」はなぜ道を誤るのか?』が、経営学者・入山章栄氏からも絶賛されるなど大きな反響を呼んでいます。 「凝集性の高い組織のメンバーが、『全会一致』を強く求めることによって引き起こされる、浅はかな思考様式」と定義できる「集団浅慮」は、米国の社会心理学者アーヴィング・L・ジャニスが提唱した概念です。それでは、凝集性が高い「いい組織」が、集団浅慮にとらわれた「愚かな組織」となる分岐点はどこにあるのでしょうか?

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