1966年、連邦議会で圧倒的多数の支持を受けて首相に選出されたキージンガー。しかし、戦後西ドイツで元ナチ党員が首相となるのは、被害者らにとって到底受け入れがたい事実であった。そんななかキージンガー首相は、1人の若い女性ナチ・ハンターから平手打ちを喰らったことで、失脚の道を歩むこととなる。世界を揺るがしたこの大事件の舞台裏に迫る。※本稿は、ジャーナリストの中川竜児『終章ナチ・ハンター』(朝日新聞出版)の一部を抜粋・編集したものです。

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