「自分を愛せ」という言葉は、いまや自己啓発の定番のメッセージとなっている。しかし一方で、自己愛はわがままや利己性と結びつけられ、否定的に語られることも少なくない。実はこの「自己愛」をめぐる評価は、宗教や思想によって大きく異なってきた。ある宗教では人間の根源的な愛とされ、別の宗教では警戒すべきものとされる。自己愛をめぐる“真逆の教え”から、その本質を考える。※本稿は、文学者の横道 誠『やっぱり人生を支えてくれる宗教の言葉 二〇〇〇年の叡智から私が学んできたこと』(光文社新書)の一部を抜粋・編集したものです。
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