「自信がない人」と「自慢する人」の中身は同じ? 人生を狂わす意外な共通点
誰にでも、悩みや不安は尽きないもの。とくに寝る前、ふと嫌な出来事を思い出して眠れなくなることはありませんか。そんなときに心の支えになるのが、『精神科医Tomyが教える 心の荷物の手放し方』(ダイヤモンド社)など、累計33万部を突破した人気シリーズの原点、『精神科医Tomyが教える 1秒で不安が吹き飛ぶ言葉』(ダイヤモンド社)です。ゲイであることのカミングアウト、パートナーとの死別、うつ病の発症――深い苦しみを経てたどり着いた、自分らしさに裏打ちされた説得力ある言葉の数々。心が沈んだとき、そっと寄り添い、優しい言葉で気持ちを軽くしてくれる“言葉の精神安定剤”。読めばスッと気分が晴れ、今日一日を少しラクに過ごせるはずです。
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人生がうまくいかない根本原因「自己愛不全」とは?
今日は「あなたの人生がうまくいかない理由」というテーマでお話ししたいと思います。
少し大雑把なテーマに聞こえるかもしれませんが、人生がうまくいかないと悩む人のほとんどは、「自己愛不全」が原因ではないかと私は考えています。
これは医学的な定義や病気の話ではありません。しかし、自分自身への愛、すなわち「自己愛」が健全な状態でないと、自己肯定感の問題や、他人の顔色ばかり伺ってしまう「他人軸」の生き方など、あらゆる問題につながってきてしまうのです。
「健全な自己愛」とは何か?
では、自己愛不全の対極にある「健全な自己愛」とはどのような状態でしょうか。
それは、「自分が自分であることに何の疑問も抱いていない状態」のことです。もっと言えば、自分の存在や気持ちを、空気のように当たり前のものとして、そのまま受け入れられている状態こそが、健全な自己愛だと私は定義しています。
よくある誤解
アピールする人は「自己愛」が強い?
ここでよくある誤解についてお話しします。「自己愛が強い人」と聞いて、どんな人をイメージしますか?
●「今日の私、可愛いでしょ?」「元気でしょ?」と自撮りをSNSにアップする人
●自分のすごさを過剰にアピールするナルシスト的な人
実は、こういった行動をとる人は、逆に「自己愛不全」の状態にあると言えます。
本当に自己愛が健全な人は、自分が自分であることを「当たり前」だと感じているため、「私ってすごいでしょ」とわざわざ他人に証明する必要を感じません。意識すらしていないのが通常なのです。
「ありのままの自分の気持ち」を認められる?
一方で、過剰にアピールしてしまう人は、根底に「ありのままの自分を見せることへの不安」を抱えています。「今のままの自分ではダメだ」という恐れがあるからこそ、「私は自分自身が好きです」「自信があります」と必死に演出せざるを得ないのです。
つまり、「自分に自信がなくて影に隠れてしまう人」も、「キラキラと自分を飾り立ててアピールする人」も、中身は同じ「自己愛不全」なのです。どちらも「ありのままの自分の気持ち」を認めることに抵抗を感じており、それゆえに生きづらさを抱えています。



