物価も人件費も上がり続けるなか、いまだに多くの企業が「全社一律で経費を10%削る」という手法に頼っている。「今期は全部門、一律10%の経費削減で」――その通達に、既視感のある人は少なくないだろう。だが経営学者ピーター・F・ドラッカーは、60年前に、その一律削減こそ強い事業を弱らせ、無駄な事業を温存させると見抜いていた。コストカットから賃上げ・価格転嫁への転換が問われるいま、どこを削り、どこに集中すべきかを見極める視点が手に入る。

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