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部下の元気がなくなり、パフォーマンスが落ちている様子に気づいたとき、「早く元の状態に戻してあげたい」と焦って声をかける管理職は多いものです。しかし、善意から発した一言が、かえって部下を追いつめ、部下の心をくじいてしまうことがあります。モチベーションの低下に悩む部下に対して上司が絶対に言ってはいけないNGワードと、正しい接し方について、人事・採用コンサルタントが解説します。(人材研究所ディレクター 安藤 健、構成/ライター 奥田由意)
不調に気づいた上司の焦りと戸惑い
最近、どうもある部下の様子がおかしい。普段ならすぐに返ってくるチャットのレスポンスが遅くなり、会議での発言もめっきり減った。仕事の処理スピードが落ち、普段ならあり得ないような初歩的なケアレスミスも目立つーー。
チームを率いる管理職であれば、メンバーのこうした微妙な変化に気づく瞬間があるはずです。
しかし、本当に難題となるのは、部下の不調に気づいた「その後」の対応です。
声をかけずにそのまま放置していれば、上司は自分に関心がない、冷たいと思われるかもしれません。
かといって、不調の理由を根掘り葉掘り聞こうとすれば、プライベートに踏み込みすぎたり、早く立ち直れと無言の圧力をかけたりする恐れもあります。
安易に業務量を減らせば他のメンバーへ負担が偏り、逆にそのまま仕事を任せ続ければ本人の状態をさらに悪化させて休職や退職に追い込んでしまうリスクもあります。
部下の体調やメンタルが心配なのはもちろんですが、管理職はチームの成果や業務の推進にも責任を負っています。早く不調から抜け出して、元のように元気に働ける状態に戻ってもらわなければと焦るのも無理はありません。
そこで1on1などの面談を設定し、早く元気になってほしい、困っているなら力になりたいと声をかける。そして、相手の能力を認めて背中を押すつもりで、熱心に励ます上司は少なくありません。
しかし、その親切心から発した一言が、かえって部下を追いつめ、心をくじく原因になってしまうことがあるのです。やる気を失った部下に対して、上司が安易に口にしてはいけない言葉と、本当に必要な接し方を考えます。







