外貨預金や外貨建て保険、海外口座を通じた資産運用は、今や一部の富裕層に限らず広く浸透している。ところが、「円に戻していなければ、為替で得した分に税金はかからない」という従前の理解は、今年6月16日の最高裁判決によって明確に否定された。外貨建て資産は、為替が動けば評価額も動く。その「動いた分」がいつ・どのように課税されるのかは、法令上、明確ではなかった。そこで、いわゆる「ドル⇒ユーロ等取引為替差益事件」と呼ばれる、この判決の内容を整理した上で、富裕層の資産運用・相続に与える影響と、今すぐに取るべき実務対応を徹底解説する。

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